ウイング上映会『のさりの島』

ウイング上映会 『 のさりの島 』
“のさり”とは、いいこともそうでないことも、自分の今ある全ての境遇は、天からの授かりものとして否定せずに受け入れるという、天草の優しさの原点ともいえることば。
“のさり”の風が吹く天草で、ひょんなことから生まれる奇妙でやさしい時間。
コロナ禍により人との繋がり、生き方が見直されるようになったいまだからこそ、
「のさり」のやさしさ、天草の持つ人間性が心に染み渡る。
“その土地に暮らす”ということの重みと、ひとの繋がり、心の交流が胸にじんわりと時を刻んでいく。
■上映日時
【日時】 |
令和5年6月25日(日)
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【会場】 |
宇城市松橋総合体育文化センター”ウイングまつばせ”
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【入場料】 |
500円(全席自由) |
【チケット発売開始日】 |
令和5年5月9日(火) 9時から
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STORY
「もしもしばあちゃん、俺だけど・・・」
オレオレ詐欺の旅を続ける若い男が、熊本・天草の寂れた商店街に流れ着いた。老女の艶子は、若い男を孫の“将太”として招きいれる。若い男はいつの間にか、“将太”として艶子と奇妙な共同生活を送るようになり、やさしい“嘘”の時間に居場所を見つけていく。
地元FM局のパーソナリティを務める清ら(きよら)は、昔の天草の8ミリ映像や写真を集め、商店街の映画館で上映会を企画する。ひょんなことから“将太”も、上映会の企画チームに連れ込まれてしまう。賑わいのあった頃の天草・銀天街の記憶を取り戻そうと夢中になる清ら。かつての銀天街の痕跡を探す中で、艶子の持っていた古い家族アルバムに、“将太”は一枚の写真を見つける—
本渡の大火、焼け跡を片付ける町の人々、復興後の祭りの様子…。街に流れるブルースハープの音色と共に、スクリーンに映し出された天草のかつての記憶。
「将太さん、本当はどこのひとなの…」
■CAST
藤原季節 原知佐子 杉原亜実 中田茉奈実 宮本伊織 西野光
小倉綾乃 酒井洋輔 kento fukaya 水上竜士 野呂圭介
外波山文明 吉澤健 柄本明
監督・脚本:山本起也 プロデューサー:小山薫堂
■主催 / 後援 / 協力